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ヨシザキのつぶやき

私をひらくと「公共」になる〜加藤哲夫さんを偲んで〜

去る8月26日、新潟NPO協会のメーリングリストから加藤哲夫(特定非営利活動法人せんだいみやぎ代表理事)さんの逝去を知りました。享年62歳。この事実に対して驚きと落胆、そして故人に対して感謝の意を捧げたいと思います。

ファシリテーター吉崎にとって加藤哲夫さんは伝説の人でした。
地方都市を基盤とした中間支援組織型NPOを設立した先駆者であり、個人と組織、行政/企業、そして社会がどのように関わり合えばよいかを実践をとおして説かれた論客でした。

2009年6月13日に上越市で講演会された時の資料やファシリテーション・グラフィックを見直すと以下のようなキーワードを解説されていました。

  • 「まちづくり」「地域づくり」とは、「公共空間」における「人間交際」のデザインである。
  • 私をひらくと「公共」になる。
  • 参加とは、意思決定への関与である。

ファシリテーター吉崎は、加藤哲夫さんの著作から「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」を知り、その活動から「まちづくり」や「地域づくり」に対する基本的な考え方を学びました。
また、社会開発系ワークショップやそのファシリテーションの分野では、プロセスデザインやそのプログラム開発でも多くのサジェスチョンをいただきました。
加藤哲夫さんの教えを胸に、これからもがんばっていきたいと思います。
ご冥福をお祈り致します。ありがとうございました。

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2011/H23 新潟・福島豪雨 新潟県内/災害ボランティアセンターが開設

平成23年7月28日から降り続いた雨は、新潟県内のみならず福島県にも多大な被害をもたらしました。
この度、新潟県内の7市町村において「災害ボランティアセンター」が設置されましたのでお知らせ致します。
特に阿賀町の災害ボランティアセンターから「ボランティアが足りない!」という要望があるそうです。短期間ですが、集中して復旧作業をお手伝い頂ける方を募集しています。ご協力をお願い致します。
(8/2 18:00現在 発信元:新潟NPO協会)

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ハンドメイド家具作家 ラッセル・ジョケラ「木地と布地ー素材のカタチー」展のご案内

春は再生の季節 手仕事によって息を吹き返した木地と布地たち

春は再生の季節 手仕事によって息を吹き返した木地と布地たち

東京や福岡から桜の便りが届く頃となりました。
ファシリテーター吉崎が住む上越市高田は夜桜の名所として全国的にも有名です。東日本大震災の関係で一部の行事が見直されましたが、4月8日から24日まで高田城址の内堀、外堀に咲き誇る4,000本余のソメイヨシノを愛でることができます。

そんな折、友人のハンドメイド家具作家・ラッセル・ジョケラ(Russell Jokela)から二人展の案内が送られてきました。春の息吹と再生を感じさせる作品たちに出会える予感がします。二人展の会場は歴史を感じさせる上越和裁学院。JR高田駅から高田城址公園(観桜会会場)へのアクセスルート上にありますので、お花見の行き帰りやお散歩がてらに是非ご覧下さい。

テーマ 「木地(きじ)と布地(きじ) ー素材のカタチー」
日程 2011年4月15日(金)〜20日(水) 10:00~17:00
会場 上越和裁学院1Fフロア(上越市西城町1-4-35) 高田駅から車で3分、徒歩10分
内容 長い間、大地で育ち
自然のきびしさに堪えぬいた神秘な”木地”。
時代の移り変わりを見てきた
着物や帯などの品格ある”布地”。
素材との出会いに心動かされ新たなカタチとなり
作り手や使い手の枠を超えて
お互いに感動しあえる”素材のカタチ”です。 (案内状より転載)
木工
布小物
  • 佐藤 澄子(佐渡市在住)
観桜会

日本三大夜桜で有名な「第86回高田城百万人観桜会」に関するあらゆる情報が掲載されています。

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アメリカが教訓から学んだ! 被災地に物資を無駄なく届ける仕組み「エイドマトリックス・ネットワーク(The Aidmatrix Network)」

エイドマトリクス・ネットワーク http://www.aidmatrix.org/index.htm

エイドマトリクス・ネットワーク http://www.aidmatrix.org/index.htm

東日本大震災から3週間となり、東北自動車道の通行解除や一部JR線の復旧、小売店等の再開など、漸く復興に向けたニュースも目にするようになりました。しかし、多くの避難所では物不足、エネルギー不足、人材不足など引き続き過酷な現状に直面しており、いかんともし難い状況に忸怩たる思いがあります。
特に救援物資については、「必要なもの」が「必要な時」に「必要としている人」に届いていない現実が毎日のように報道されてます。未だかつて経験したことのない超広域的な災害の為、県内拠点には届いていても被災地のすべての避難所、民設の避難先まで行き届いていない、届きづらいのが現実です。

広域的な災害の経験が豊富なアメリカではどのような仕組みを活用しているのでしょうか?前回ご紹介した「中越発 救援物資はもういらない!?」の中にNPO法人レスキューストックヤード松田曜子さんのレポートが掲載されていました。

松田氏のレポートによれば、

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あなたの善意をどう届けるか? 「中越発 救援物資はもういらない!?〜新しい善意(マゴコロ)の届け方」から災害支援を考える

g2008/発行:震災がつなぐ全国ネットワーク

2008/発行:震災がつなぐ全国ネットワーク

まずは今回の東北関東大震災において、亡くなられた皆様に対して哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。今現在、一刻でも早く救命、救助するべく関係各位は必至に努力されていることと思います。是非一人でも多くの方を助けて下さい。また大切な生命が一人でも多く助かることを祈っております。

今回の震災を受けて、オンライン/オフラインを問わず「何かできないか」「何かしよう!」と発言し、行動を喚起される流れが感じられます。未曾有の災害でありますから、そのように感じられることは当然だと思います。そして私も自分にできることは何かを考え始めている一人です。

そんな時、以前NPO繋がりで手に入れた冊子があることを思い出しました。それは「中越発 救援物資はもういらない!?〜新しい善意(マゴコロ)の届け方」(2008年/震災がつなぐ全国ネットワーク 発行)。全国の被災地で巻き起こった「救援物資」を巡る事例と課題、対応への提言が記されたものです。テーマは「災害時における一方的な善意(利己的なボランティアや不特定多数への救援物資)が、被災地に対して第二の災害を引き起こす」というものです。

その理由としては、

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新しい公共づくり、お任せ型自治と持寄り型自治、市民活動とNPO、市民と行政の協働のあり方、地縁型コミュニティと分野型コミュニティ、町内会や地域づくり協議会の活性化策などをテーマにお話させていただきます。また、2名から2,000人まで開催可能な参加型会議(ワークショップ)の企画運営、ファシリテーター派遣も喜んで承ります。お気軽に「お問い合わせ」からアクセスください。
ファシリテーター 吉崎利生
吉崎利生
新潟県妙高市在住のファシリテーター吉崎利生が発信しています。
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