- 2011年8月28日(日)
- ヨシザキのつぶやき
去る8月26日、新潟NPO協会のメーリングリストから加藤哲夫(特定非営利活動法人せんだいみやぎ代表理事)さんの逝去を知りました。享年62歳。この事実に対して驚きと落胆、そして故人に対して感謝の意を捧げたいと思います。
ファシリテーター吉崎にとって加藤哲夫さんは伝説の人でした。
地方都市を基盤とした中間支援組織型NPOを設立した先駆者であり、個人と組織、行政/企業、そして社会がどのように関わり合えばよいかを実践をとおして説かれた論客でした。
2009年6月13日に上越市で講演会された時の資料やファシリテーション・グラフィックを見直すと以下のようなキーワードを解説されていました。
- 「まちづくり」「地域づくり」とは、「公共空間」における「人間交際」のデザインである。
- 私をひらくと「公共」になる。
- 参加とは、意思決定への関与である。
ファシリテーター吉崎は、加藤哲夫さんの著作から「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」を知り、その活動から「まちづくり」や「地域づくり」に対する基本的な考え方を学びました。
また、社会開発系ワークショップやそのファシリテーションの分野では、プロセスデザインやそのプログラム開発でも多くのサジェスチョンをいただきました。
加藤哲夫さんの教えを胸に、これからもがんばっていきたいと思います。
ご冥福をお祈り致します。ありがとうございました。