- 2010年4月30日(金)
- セミナー参加者の声
歩く、走る、登る…人は行動する時、体は必ず対象に向かって動いています。目は前についていますし、耳も前方の音を中心に周辺から情報を集めています。足の構造も指に至るまで、前に進みやすくできています。
要するに後ろ向きに歩く、後ろ向きに走る、後ろ向きに登ることは極めて不自然なわけです。そういう意味で人間は、「前に向かって進む」ことが宿命づけられているとファシリテーター吉崎は考えます。
話し合いの場面を想像してみて下さい。
人間にとって自然な「前進する」という行為は、話し合いの場面では行われているでしょうか? 出口の見えない「問題の原因追及」や誰も得をしない「犯人探し」といった「後退する」議論に終始しているような気がしてなりません。
今回ご紹介した「ポジティブアプローチ術」とは、今の状態を肯定的に捉え、ゴールを明確にし、話し合いを前進させるための考え方とスキルです。以下に参加者の皆様からいただいたフィードバックを「ふりかえりシート」より転載いたします。是非ご覧下さい。
日時 | 10年4月4日(日) 10:00~16:30 |
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会場 | 町家交流館 高田小町 多目的集会室(上越市高田本町6-3-4) |
講師 | 会議ファシリテーター 吉崎 利生 |
参加者数 | 6名(女性2名、男性4名) |
参加費 | 6,000円(リピーターの方は5,500円) |
プログラム |
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主催 | Facilitation igo(ファシリテーションアイゴ) カチラボセミナーシリーズ |
以下「ふりかえりシート」より転載
「ポジティブアプローチ術」の理解度を5段階評価でご記入下さい。
レベル1/0人、レベル2/0人、レベル3/3人、レベル4/3人、レベル5/0人
「ポジティブアプローチ術」を仕事や活動に活用できそうですか?
活用は難しい/0人、どちらかと言えば活用は難しい/1人、活用できるかもしれない/1人、自身の努力次第で活用することが出来ると思う/3人、すぐに活用することができる/1人
「活用できるかもしれない」以上に◯をされた方は具体的な活用イメージを、「どちらかといえば活用はむずかしい」以下に◯をされた方は、その理由をお書き下さい。
- 話し合いの場でネガティブな意見を言う方に対して、リフレーミングを意識して返すことができるような気がします。少しでも話し合いをポジティブにして行ければと思います。
- 会議の中でリフレーミングで返すことによって様々なアイディアが生まれると思います。
- 本日教えていただいた手法は、そのまま仕事の現場ですぐに使えるものだと感じました。
- リフレーミングを心がけると自分だけでなく、他者にも視点をかえるきっかけを与えられる。
- 部門間の考え方に差があり(温度差があり)、同時に集まることが難しい。
- 会話、特に苛ついた時、ありたい姿を織りまぜる。ポジティブプロセスツールを創る。
今日のセミナーを受講して良かったと思うことは…
- シュミレーションはとても勉強になりました。みなさんの意見もきけましたし、みなさんの話もいかにポジティブに考えるかを体験できたのはよかったです。
- 様々な立場から意見をもらい参考になりました。KPTを取り入れて、いつもただただ「困ったね」と言っている現状を変えていきたいです。
- 他業種の方々のリフレーミングが大変参考になりました。
- 企業経営者の方や企業の管理職の方も参加していたこと。
- 自分のあるべき姿を明確にイメージできた事。
- リフレーミング 肯定的に言葉をかえす。
今日のセミナーを受講して残念に思うことは…
- 時間が短かったです。もっと話し合いことの良さを体験したかったです(話し合いの良いイメージを持つために)。ワールドカフェの体験もしたかったです。
- 参加者がもっと増えれば…もっとうまく人を誘えれば良かったと思います。
- 先生と参加者で飲みたかったです。
- ワールドカフェの説明が難しかったかもしれない。説明よりも体験が有効だったかも。
- いくつか横文字が理解できなかった。
その他気がついたことをお書き下さい。
- 本日はありがとうございました。上越は遠かったですが来てよかったです。また宜しくお願いします。
- 今日はたくさん学ばせていただきました。ありがとうございました。
- とても楽しく受講できました。
- リフレーミングのワークをしっかりやっていたので、午後からのポジティブアプローチのワークが参加者全員がついていけていた。
- とてもいいセミナーでした。
- 会議の時間が多く欲しい。
ファシリテーター吉崎のふりかえり
今回も新潟市、燕市、魚沼市からのご参加をいただきました。また、参加して下さった方がすべてリピーターであり、それぞれの課題解決に対して非常に真摯に 取り組んでいらっしゃる方ばかりです。私自身、参加者の皆様方からも学ぶことが多く、本当に勉強になりました。ありがとうございました。
私の改善点として、お伝えすることをもう少し絞り込みたいと思います。ポジティブアプローチ術に関連し、AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)やワールドカフェ、ビジュアルツール、KPT(ケプト:ふりかえり手法)等、会議手法や見える化の最新手法をご紹介しすぎました。後々プログラムが30分も延長することになり大変ご迷惑をおかけいたしました。
このセミナーを通じて、「ポジティブアプローチ」という手法が現在のような閉塞感がある時代には必須だと感じました。今後とも広めていきたいと思います。ありがとうございます。