- 2010年5月1日(土)
- セミナー参加者の声
「ファシリテーション・グラフィック」は最近非常に注目されているファシリテーションのスキルの一つです。「話す/聴く」という聴覚系コミュニケーションに、「見る」という視覚コミュニケーションを加えることで、情報量が飛躍的に増えるとともに、脳に対する刺激も増し、話し合いに集中できたり、新しいアイディアが生まれやすい環境を作ります。
この「ファシリテーション・グラフィック」について、ファシリテーター吉崎には教育関係者からのご依頼やお問い合せが増えております。理由を尋ねると「PCによる活字書類全盛の時代だからこそ、フリーハンドでどんどん書いていくことに魅力を感じる」とご感想をいただきました。
システムエンジニアなど工学系の皆様は、プロセスアプローチを進めるために「図解」を用いてシステム思考図など作成されますが、「ファシリテーション・グラフィック」はもっと単純であり、偶然性があり、ライブ感覚にあふれています。要するに「今ここにある」ことを見える化することが重要なのです。
今回のセミナーの特長として、シンキングマップを活用することで個人の発想を刺激し、グループへの派生を試みました。具体的には、発想を促す個人ワークを多くすることで、話し合いのための基礎値向上を目指しました。
参加者の皆様方のご感想を是非ご参照ください。そして皆様も是非ご体験ください。
日時 | 10年4月11日(日) 10:00~16:00 |
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会場 | クロスパルにいがた ゼミナール室(新潟市中央区) |
講師 | 会議ファシリテーター 吉崎 利生 |
参加者数 | 10名(女性5名、男性5名) |
参加費 | 6,000円(リピーターの方は5,500円) |
プログラム |
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主催 | Facilitation igo(ファシリテーションアイゴ) カチラボセミナーシリーズ |
以下「ふりかえりシート」より転載
「話し合いの見える化術」の理解度を5段階評価でご記入下さい。
レベル1/0人、レベル2/0人、レベル3/0人、レベル4/7人、レベル5/3人
「ファシリテーション・グラフィック話合いの見える化」を仕事や活動に活用できそうですか?
活用は難しい/0人、どちらかと言えば活用は難しい/0人、活用できるかもしれない/2人、自身の努力次第で活用することが出来ると思う/6人、すぐに活用することができる/2人
「活用できるかもしれない」以上に◯をされた方は具体的な活用イメージを、「どちらかといえば活用はむずかしい」以下に◯をされた方は、その理由をお書き下さい。
- 商品説明やプレゼンの資料に活用できそう。読書の記録・整理に使えそう
- 会議等、物事を決定する場で、具体的に問題点やプロセスを共有できそうに思えた。ただ実践には場数が必要です。
- 講座の企画委員さんとの打合せ。スタッフミーティング。
- 口で伝えるよりも、見える化することで相手との理解や共有の幅が広がると感じたから。見える化するための術を自分なりに見つけていくことも大切だと感じました。
- ファシリテーションのことをまだ理解していない。体に身に付いていない。段取りがわからない。
- まずは書くことはすぐに実践できる。新聞からの実践もすぐにできる。まずは難しく考えずにすぐにやれる事からやります。
- 会議で、出席者の意思統一、決まったことへの納得感を得るために必要。ホワイトボードに書くことで、発言力のある人の考えを変えさせないツールとして使えそう。
- 理解は進んできたが、グラフィックを書くことに関して、努力が必要。
- 社内にファシリテーターを育てるための指導ができそう。まずはファシリテーション・グラフィックを提案。
今日のセミナーを受講して良かったと思うことは…
- つながるテーマが見えたこと。ファシグラにもっと興味が持てたこと。
- 場数を踏めたこと。
- 見える化の有効性を体験できたこと。=見えるって重要。充電できたこと。FGとは「そういうことか!」が少し理解できた。
- 今からすぐにできるとわかった事。むずかしい事はまた後から…と思えた事。
- 具体的な活動まで落としこみができたこと。
- 話し合いの場や、相手とのコミュニケーションでうまく活用できると感じました。
- フレーミングやシンキングマップの具体例をケースに応じて教えてもらえた。セミナーの進め方自体が参考になった。
- 話しの進め方、アプローチは様々で、目的に合えばかなり有効であると実感しました。
- 話す、聴くだけのコミュニケーションは、関わる人が多くなるほど伝わりづらいと思った。やはり見える化は大切と実感!見える化の手順がなんとなく解った。
今日のセミナーを受講して残念に思うことは…
- 自分の字がきれいでない事。
- あっという間に時間が過ぎてしまいました。More Time.
- 「書く」時間が意外と少なかった。
- お昼にラーメンを食べることができなかった。
- 時間がいっぱいいっぱいで、詳しい所まで聞けなかった事。
- FGとロジカルシンキングをうまく組み合わせる方法をもっと知りたかった。
- ファシリテーターとしてまだまだ力不足。
- 時間が足りない。書く練習をもっと。
- すぐには技術は身に付かないところ。
その他気がついたことをお書き下さい。
- 最後に近づくほど皆さん仲良くなれたかなと思いました。
- セミナー参加を通じて何回か顔を合わせている方と交流が深まってよかった。
- とても分かりやすく、実践的であったので楽しく受講できました。ありがとうございました。
- いつもたくさん話をすることのできるセミナーをありがとうございます。
- とても勉強になりました。まずはできる実践を重ねていきます。ありがとうございます。
- 現場でいかに使うかを良く考えないといけない。
- 楽しかったです。
- 行政マンはもっと参加する必要があると思いました。
ファシリテーター吉崎のふりかえり
「ファシリテーション・グラフィック話し合いの見える化術」一日コースは、新潟市初開催です。新潟市を中心に県央地域からもご参加いただきました。人数(10名)男女比とも理想的なボリュームでした。
セミナーの目的は「ファシリテーション・グラフィック話し合いの見える化って楽しい!簡単だ!使えそう!」と感じていただくことであり、直ぐに実践してその効果を享受していただくことです。
午前中を「話していること/考えていることを文字化することに慣れる」にあて、午後は「理解を深める」ため、または「創造を高めるため」の見える化を参加者と一緒に学びました。また、実践的な場面で利活用できるツールとしてロジカルシンキングやシンキングマップをご紹介いたしました。
参加者の皆さんはそれぞれが非常に意欲的で、ある意味貪欲に学ばれていたように感じます。是非ご自分のフィールドとチームに合った「見える化術」を探していただき、お仕事や活動、業務の発展に努めていただければ幸いです。ありがとうございました。