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アクセシブルデザインというアプローチ

今夜は社団法人上越青年会議所の主催した社会起業家セミナー第2弾に参加してきました。講師は財団法人共用品推進機構 専務理事 星川安之さんです。財団公式HPはこちらへ
氏は学生時代のアルバイトが縁で「障害を持つ子供のための玩具づくりを仕事にしたい」と決め玩具メーカーのトミーに入社、紆余曲折がありましたが利用が困難な方向けの商品開発を業界団体全体の基準に発展させ、その輪が広がり日本の基準づくり、世界の基準づくりをお仕事にされている方です。

同財団のコンセプトは「誰かにとっての不便さ」を「誰にとっても使いやすい」に変えていくことであり、事業骨子は市場調査ー配慮(工夫)ー国内標準化(JIS規格や法整備等)ー国際標準化(ISOなど)ー普及活動となっています。

共用品・共用サービス概念は以下の3つを包括するものです。

  1. 福祉用具がもとで一般化した福祉目的の設計(例:ウォシュレットなど)
  2. 初めから全ての人々を対象に、適合するよう考える共用設計(ユニバーサルデザイン 例:公共施設などでの絵文字表示など)
  3. 一般製品の利用上の不都合をなくすバリア解消設計(例:シャンプーを区別する為のボトルについているギザギザなど

ユニバーサルデザイン」が、プロダクトアウト型の企画設計思想なのに対して、「アクセシブルデザイン」は、マーケットイン型の企画設計思想だと感じました。
既に存在する製品、サービスの「使いにくさ」を利用者の視点から見つめ直すことは、日本人の得意とするところでの「改善(KAIZEN)」あると思います。

その例として氏が話された「日本人は江戸時代からアクセシブルデザインを実践してきました。それは柏餅の葉っぱの使い方に現れています。こしあんを包む時は表を使い、味噌あんを包む時は裏を使って提供していた様に・・・」が印象的でした。

他に興味深い話として「会議のJIS規格」を検討しているらしいのです。会議ファシリテーターとしてはとても気になりました。

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