- 2009年10月5日(月)
- ヨシザキのつぶやき
「最後に確認します。Mさん、当日のファシリテーターできそうですか?」(F吉崎)
「(首を傾げながら引きつった笑顔で)正直時間内に収められるか怖いです…。」(委員会のMさん)
「怖いと素直に言えるMさんなら大丈夫です。(手拍子を打ちながら)このテンポだけは忘れないように!」(F吉崎)
以前「会議ファシリテーター養成講座」(プログラム内容はこちらから)を開催していただいた社団法人上越青年会議所・人財開発委員会の皆様方が、ついにファシリテーターとしてデビューされます。
10/2夜、ワークショップ開催に向けた最終ミーティングに、オブザーバーとして出席したファシリテーター吉崎は、ミーティングの最後に冒頭のような問いかけを委員会のメンバーに投げかけました。
10/8夜に開催される担当例会は、約120分の予定時間内に、例会セレモニー、事業報告、地域に於ける先進事例発表、そして約100名を8〜9グループに分けたワークショップという流れで行われます。
私がお世話した皆様は、メインファシリテーターおよびテーブルファシリテーターとしてワークショップを運営することになります。
全体120分の中で、ワークショップに割り当てられた時間は、なんと40分!
40分でグループワーク、グループ発表、全体共有まで行おうという「欲張りなワークショップ」なのです。
最終ミーティングでは、全体の「流れ」にあたるワークショップの「プログラムとタイムスケジュール」、そして「テンポ」にあたるグループワークでの「具体的なファシリテーション方法」を何度も何度も確認し、修正を行いました。
青年会議所という善くも悪くも濃密なコミュニケーションで成り立っている団体のメンバーを対象としたワークショップですから、40分で成果を導きだすことは不可能だとは思えません。(ファシリテーター吉崎も社団法人新井青年会議所に11年在籍しておりました。)
しかし、だからこそワークショップ全体の「流れ」や「テンポ」が非常に大切になってくるのです。
中でも「テンポ」は重要です。
チームや組織には独特の「テンポ」があります。
集合研修で偶然生まれる集団にも当然「テンポ」が生まれます。
ファシリテーターはこの「テンポ」を感じ取り、自分自身の「テンポ」とシンクロ(同期)させなければなりません。
もしくは、自分の「テンポ」にシンクロさせるべく、工夫しなければなりません。
是非ファシリテーターになって、身近な方々と「参加と学びの場」を創ってみてください。
私が言う「テンポ」の重要性がおわかりいただけると思います。
「現場がファシリテーターを育てる」所以がそこにあると思います。