ファシリテーター吉崎が目指す理想の組織像の一つは「学習する組織(ラーニングオーガニゼーション)」です。
私が考える「学習する組織」の定義は至って単純です。
- 組織に属する個人の人間的な成長こそが、組織の成長に繋がるというビリーフ
- 組織に属する個人が問題意識を持ち、解決に向けて考え、主体的に行動することが、組織の目指す顧客満足と継続的改善に繋がるというビリーフ
- 課題解決を具現化するためには、対話ー思考ー行動というプロセスが重要であり、組織のすべての人の関わり合いの質と量こそが具現化を後押しするというビリーフ
ではどうすれば「学習する組織」の状態となることができるのでしょうか?
ファシリテーター吉崎が言えることはただ一つです。「話をすること」、無条件に対話できる関係と対話の質と量こそが、組織を「学習する組織」へ導く道と考えます。
今回の「ワークショップ型研修の開き方」セミナーは、ファシリテーター吉崎の「学習する組織」を具現化する取り組みです。
残念ながら非常に少ない参加者でしたが、その分時間をかけて、じっくり向き合うことができました。
このプログラムをブラッシュアップし、県内各地でご紹介してまいりたいと思います。どうぞお楽しみに!
以下「ふりかえりシート」より転載
「ワークショップ型研修の開き方」の理解度を5段階評価でご記入下さい。
レベル1/0人、レベル2/0人、レベル3/1人、レベル4/4人、レベル5/1人
今日の研修成果を仕事や活動に活用できそうですか?
活用は難しい/0人、どちらかと言えば活用は難しい/0人、活用できるかもしれない/3人、自身の努力次第で活用することが出来ると思う/2人、すぐに活用することができる/1人
「活用できるかもしれない」以上に◯をされた方は具体的な活用イメージを、「どちらかといえば活用はむずかしい」以下に◯をされた方は、その理由をお書き下さい。
- 今後ミーティング等で何かしらのリーダーになった時活用したい。(活用できるかもしれない)
- 今後〜〜さん達との会議があるかもしれないので、ぜひ活用してみようと思いました。意見がなかなか出てこない時などに活用してみます。(活用できるかもしれない)
- 社内での研修に取り入れるには、まだイメージがもてませんが、活用してみたい企画があります。(活用できるかもしれない)
- まずは簡単な方法で行ってみたい、見える化の方法をとってみたい。フレーム、サークルマップ、ポストイット等を使う。(自分の努力次第で〜)
- 自分の目標が出来たので、前に進むために活用した(自分の努力次第で〜)
- 自社の3年後のイメージを先生の言われたようなプロセスを踏まえて進めてみたい。目標に対して達成へのコミットメントがある組織にしていきたい。(すぐに活用することができる)
今日のセミナーを受講して良かったと思うことは…
- 今まで自己流で知らず知らずに利用していたフレームワークを具体的に学べたこと。「他人の変化を待つより、自分が変わった方が早い」という言葉が印象に残りました。
- 会議をする際にはただ「意見を言って下さい」と待っているだけではなく、意見しやすい環境をつくらなければいけないなと感じました。
- ワークショップ型研修の定義を学べたことが良かったです。現状について把握することも大切だとわかりました。目標の具体化の大切さ。
- イメージをつかむことが出来た、手順がわかったことがよかった。
- 良いきっかけが出来た。表や目的、目標を具体化していこうと思った。
- ワークショップ型研修=(成長する)学習する組織となるための手段ということをはっきり理解することができた。今後その組織となるために先生からもいろいろ指導を受けられたらと思います。
今日のセミナーを受講して残念に思うことは…
- 後半はあまり喋れなかった。
- 基本的な用語等の意味が分からなかった。下調べをして来なければなと思いました。
- プロセスデザインを自分なりに考えるところまで行けなかった。
- 実際にやってみた時、参加型の会議を全員が理解して入ってくれるか心配であることと、予想外に話の展開があきらめのいいわけムードになった時修正がうまくいくか不安が残る。
- 難しい単語がたくさん出て、たぶん今まで習ったり、一度理解したことがある言葉にも関わらず思い出せないのが残念だ。
- 社員にも聞かせたかった。でもきっかけとしてはとても良かったです。
その他気がついたことをお書き下さい。
- 勉強になりました。また別の機会でも宜しくお願いします。
- 次回も同様な内容で復習できれば良いと思います。
- 少人数であったことが集中して講義をうけることができてよかったと思います。
- 忘れないうちにシステムマップを完成させたい。
- 地域性のあるものや価値観をがらっと変える必要があるものなどはワークショップはとても有効だと思った。
ファシリテーター吉崎のふりかえり
今回も職種、職位とも多様な方からご参加頂きました。会社役員、企業の総務担当、自営業、団体職員、NPO職員の皆様方です。
ある意味、マニアックとしか受け取れないようなセミナーにご参加頂いたこと御礼申し上げます。
私にとってもチャレンジブルなプログラムでした。
現在までコミュニケーション、ファシリテーショングラフィック、フレームワーク等ファシリテーションを構成するスキルをカチラボセミナーではご紹介してまいりました。
それぞれのスキルを統合的に運用するセミナーをそろそろ開くべきと考え、開催した企画です。
今回の反省と成果を咀嚼し、よりいっそう改善し、3〜5回くらいのコースにしてまいりたいと思っています。
「学習する組織」を目指すあたな!次回はぜひご参加ください。
ありがとうございます。