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10/01/11 カチラボセミナーNo,9「ファシリテーション・グラフィック話合いの見える化術」ふりかえりシートより

探求し続けることこそが「価値」であると思う

探求し続けることこそが「価値」であると思う

去る1月11日、今年初めてのカチラボセミナーを開催いたしました。ご参加頂きました皆様からご記入頂いた「ふりかえりシート」をご紹介し、私も一緒にふりかってみたいと思います。

今回は「話合いの見える化」をテーマに午前と午後の2部制で行いました。午前中の超入門〜基礎編では、話す/聴く/書く(描く)の連携に重点を置きました。午後の実践編では午前中の3つに「考える」をプラスし、協調的な話合い、対話の場に則した見える化術を学んでいただきました。

見せる化することが信頼感をつくると感じました。」、クロージングである参加者の方からいただいた言葉です。他にも「外部の方から見た意見が聞けてよかった」「時間が足りない」「継続的なトレーニングが必要」「希望者で勉強会を開いてもいい」、「100人くらいでいろんなテーマを自由に話して、ファシグラ(ファシリテーション・グラフィックの略語)するイベントを開きたい」という生成的なご意見や感想をたくさんいただきました。

ファシリテーター吉崎が「話合いの見える化」をお勧めする理由の一つは「思考の規制解除」であります。メンタルブロック/エデュケーショナルブロック/ソーシャルブロックなど、自分自身に様々な心理的規制をかけています。その規制を解除するためには、「話す/聴く」ということに、「書く(描く)/見る」を加えて、インプットとアウトプットを増やすことが重要ではないかと考えますが、みなさんはいかがですか?

ご参加いただいた皆様は午前中のみが2名様(女性)、午後のみが4名(男女2名ずつ)、終日が7名(女性3名、男性4名)でした。ご職業は、福祉関係団体の方4名、小学校の先生3名、企業にお勤めの方1名、企業経営者1名、市民活動をされている方2名、NPO団体にお勤めの方2名です。参加者からは「これが本当の異業種交流ですね。」という言葉もあり、ダイバーシティ(多様性)がもたらす力を信じているファシリテーター吉崎は、今後ともこのスタイルを貫いていこうと思いました。

日時 10年1月11日(祝日) 10:00~16:30
会場 町家交流館 高田小町 多目的集会室(上越市高田本町6-3-4)
講師 会議ファシリテーター 吉崎 利生
参加者数 13名(女性7名、男性6名)
参加費 5,500円(午前のみ2,000円/午後のみ4,000円)
プログラム 超入門〜基礎コース(120分/9名)

  • ブリーフィング 目標/スケジュール/グランドルール
  • 導入 チェックイン/アイスブレイク
  • レクチャー 見える化とは?!
  • 実習1 個人ワーク 大きな字を書くことに慣れる/強調と配色/アイコン
  • レクチャー 話すことと聴くこと
  • 実習2 ペアワーク 私の好きなもの(こと)
  • 実習3 グループワーク 料理のレシピづくり(協調的な話合いを行い、アウトプットを見える化する)
  • 発表とふりかえり

実践編(180分/11名)

  • ブリーフィング 目標/スケジュール/グランドルール
  • 導入  非言語コミュニケーションと言語コミュニケーションのワークを一つずつ
  • 実習1 特派員報告 新聞記事の内容を文字とイラストを使い表現するワーク
  • 実習2 フレームワークを活用して、自分の課題を整理してみる(バブルマップ/マルチフローマップ等)
  • 実習3 ファシリテーション・グラフィック体験(提案者から出されたテーマについて話合いを行い、同時に書き写す作業をおこなう)
  • ふりかえり
主催 Facilitation igo(ファシリテーションアイゴ) カチラボセミナーシリーズ

以下「ふりかえりシート」より転載

「ファシリテーション・グラフィック話合いの見える化」の理解度を5段階評価でご記入下さい。

レベル1/0人、レベル2/1人、レベル3/7人、レベル4/5人、レベル5/0人

「ファシリテーション・グラフィック話合いの見える化」を仕事や活動に活用できそうですか?

活用は難しい/0人、どちらかと言えば活用は難しい/1人、活用できるかもしれない/5人、自身の努力次第で活用することが出来ると思う/6人、すぐに活用することができる/1人

「活用できるかもしれない」以上に◯をされた方は具体的な活用イメージを、「どちらかといえば活用はむずかしい」以下に◯をされた方は、その理由をお書き下さい。

  • まだ理解しきれていない(どちからと言えば活用は難しい)
  • 少人数(5~6人位)であれば、まとめることが出来るのではないかと思います。(活用できるかもしれない)
  • 奥深いものであるので、今後の活動に役立ちそうであり、学べるものである為。(同上)
  • 取材活動に応用できそう(同上)
  • 自分の考えの道順に活用できるかも(同上)
  • 活用するには練習が必要です。アウトプットをすることが見える化につながる(同上)
  • 単純にまずは聞いた事、話した事を見える化する機会を持ちたい(自分の努力次第で活用することが出来ると思う)
  • 会議の中で「なぜ」という問いかけを何度か行って話す、伝える、深みを出していく。手法を皆に伝えることで整理した取り組みを行ってもらう。皆のモチベーションが少しアップする。(同上)
  • さっそく今週から使います。(同上)
  • 自己研修を積むことで、伝達・普及・浸透から組織アップできる。しかし、自身を高めていくことが一番のポイントである。(同上)
  • 諸会議(同上)
  • まずはやってみないと自分の実力(いいところも悪いところも)がわからず、前にすすまないので、頑張りたいと思います。(同上)
  • 研究の整理ですでに活用している。職員の整理の仕方が変わりました。(すぐに活用することができる)

今日のセミナーを受講して良かったと思うことは…

  • いろいろな考えの方がいることとまだまだ知らない事が多いということ。
  • ファシリテーターの難しさを再認識しました。「見せる」方法をもっと!!と欲がでてきました。
  • 自分自身の向上になったと思う。
  • 素直に話し合える場があったこと。
  • 自分の悩んでいたことが明確になり、はっきりした。
  • とにかく実践できた事がよかったです。
  • 会議活性化の手法を少しは理解できたか。
  • 意欲が高まった、あとは実践してみます。
  • 繰り返し学んだことで、ポイントが見えつつあるのかもしれない。結局はまだ不安であるが。/ファシリテーターの力量、センスがとても重要である。
  • ライブ体験
  • あらためてファシリテーションの必要性を感じたこと。会議の活性化の有効な手段であることを実感したこと。
  • 自分の仕事についてのテーマを外部の方から見た意見を聞けてよかった。

今日のセミナーを受講して残念に思うことは…

  • 自分の基礎的な知識の不足。
  • 時間がもっと、もっと欲しいでした。
  • 「コンテンツ」と言われてもイメージしづらい、わかりやすい言葉でお願いします。会場が寒い。
  • グラフィッカーはうまくできなかったので練習します。
  • グループ単位のことが多かったので、他の参加者と交流するまで至らなかった。
  • より深く理解するまでには、回数が必要であると感じた。
  • 前回よりも時間があり、ゆとりがあったので特にありません。
  • 「自分のテーマ」をFG(ファシリテーショングラフィック)体験のテーマとしたが、相手の抱えている課題及び背景を理解することが壁となり、時間が足りなかった。
  • 総心がないこと。
  • 時間があっという間にすぎてしまったこと。
  • インタビューで考えを引き出すときのポイントを学べればよかったです。自己流ではもっていますが。

その他気がついたことをお書き下さい。

  • 会議の際、対立ではなく包含することをメインに進めていきたい。
  • 継続した研修の受講が必要だと思います。次回があれば是非出席させて頂きたいので「お知らせ」をお願いします。
  • 職種毎のセミナーだともっと具体化できる気がする。
  • 多職種の方と話し合うことは、いろいろな視点をいただけます。
  • 人の意見を聞く〜書く、やはり難しいことでした。最後に各々の感想を話し合いましたが、人に伝わる話し方が改めて大事だと思いました。
  • FG(ファシリテーション・グラフィック)は皆で会議を共有することに有効と実感。
  • また研修したいです。
  • 技術、知識、センス、情熱、問題意識など自分自身の総合的な力量が求められ、又高められる研修であるかと思う。
  • 我が社の社風に関わることをここで深められた。希望者で勉強会もよいと思う(接点の少ない人と出会っている)。
  • 今後も理解を深めたいと思いますので、セミナーのご案内をお待ちしています。
  • もっとトレーニングが必要だと思いました。

ファシリテーター吉崎のふりかえり

良かったこと 多様な職業、立場の方々集まって、セミナーが開催できたこと。それぞれの皆さんがご自分のテーマを開示し、参加型会議を進行できたこと。「話合いの見える化(ファシリテーション・グラフィックス)」の効果と可能性が理解していただけたこと。わかりやすく意図開きできる実習テーマが見つかったこと。教育現場で見える化を積極的に使っていこうという先生方と出会えたこと。上越地域にファシリテーションのネットワークができる予感を感じたこと。

残念だったこと 前日にお一人、当日にお一人のキャンセルがでたこと(お二人とも風邪は治りましたか?)。当日かなり冷え込んだため、暖房が効いてくるのに2時間近くかかったこと。降雪期に上越(県内も)でセミナーを開催すること。高田小町の駐車場が積雪に弱いこと。

次回は3月の開催を予定しております。今月中に年間スケジュールも決定したいと思います。「うちのまちでも開催して!」というリクエストがあればお寄せください。今年は絶対に佐渡市でセミナーを開催いたします!佐渡のみなさん、どうぞ宜しくお願いします。ありがとうございます。

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カチラボ主催セミナー情報
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ファシリテーター 吉崎利生
吉崎利生
新潟県妙高市在住のファシリテーター吉崎利生が発信しています。
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