- 2009年5月17日(日)
- おすすめセミナー情報 | ヨシザキのつぶやき
遅ればせながら「まちあるきワークショップ」が開催されることを知りました。
主催する柏崎市社会福祉協議会は、ボランティアコーディネートや地域づくり事業を積極的に行っている県内でも数少ない社会福祉協議会のひとつです。
「まちあるきワークショップ」は、まちづくりや学校の総合学習などの「現状把握」パートで、用いられるワークショッププログラムのひとつです。
プログラムの目的
- 上位目的がある場合 地域づくり計画を立てる上でのステークホルダー(利害関係者)の「意識と情報の共有化」を図ることです。
- 上位目的がない場合 「違った視点で日常を観察する」といった目的や地域散策に目的を与えるプログラムとして開催することもあります。
プログラム内容
- 対象となる地域やモノ(例:歴史的建造物)、コト(例:お祭りや行事)の何をどんなふうに取材観察して、それをどのように発表(記録)するかを決めます。
- 通常5人くらいでグループになり、それぞれ担当したところをカメラやスケッチブックなどを持ちながら散策、取材します。
- 散策途中で出会った人にインタビューしたり、気に入ったもの、気になることを撮影したり、記録したりします。
- 記録したものをグループ毎に模造紙などにまとめ、グループ発表後、目的に合わせて全体で共有します。
ワークショップの肝
- 子どもから大人まで参加可能で、主体的に活動してもらうので達成感と当事者意識が芽生えます。
- ワークショップの目的に対して合意されていない場合、グループ毎にファシリテーター役を入れないと参加者のモチベーションが維持されず、しっかりとした成果物ができないこともあります。(それ以前に参加してもらいたい人が参加せず、ワークが成り立たない場合があります)
- 地域づくり計画の場合、意識共有や情報共有ワークを数回行い、取り組みに対する合意ができてから開催した方がよいでしょう。
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会場 | 別俣コミュニティーセンター(柏崎市久米1089-2)、別俣地区 |
講師 | 和田 一良氏 (編集工房わらく 主宰) |
内容 |
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対象 | 関心のある方ならどなたでも(家族連れも大歓迎) |
定員 | 20名 |
参加費 | 500円(保険料、5月24日の昼食代含む) |
「社会福祉協議会がどうして地域づくりなのか?」と思われる方もあるでしょう。
私は住民からの会費と寄付金、助成金、事業収入で成り立っている社協は、草の根の福祉活動をとおした「地域づくり」の大切なセクターだと認識しています。
しかし、介護保険制度が始まり事業内容が大転換しました。そして平成18年度から始まった指定管理者制度で社会福祉協議会の事業バランスを完全に崩してしまいました。
本来事業である「地域の共助、互助精神の醸成」に力を入れていただく意味からも、ファシリテーター吉崎は、柏崎社協さんの「まちあるきワークショップ」を積極的に応援したいと思います。
参加申込の締め切り日(5/8)が過ぎていますが、どうしても参加してみたい方は直接お願いしてみたら如何でしょうか。
お問い合わせ 柏崎市社会福祉協議会 ボランティアセンター tel/0257-22-1411
柏崎市社会福祉協議会のHPはこちら
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