- 2010年7月1日(木)
- ヨシザキのつぶやき
我らが「侍ジャパン」のワールドカップが終わりました。
戦いを進める毎に強くなっていくチームを象徴していたのは、岡田監督はじめ選手のコメントだったと思います。
「チームワーク」「チーム一丸」「選手やスタッフ全員が気持ちを一つに…」等、生成的な発言が日を追うごとに目立っていきました。
そして6/29、パラグアイに破れた後、今大会を振り返った本田圭佑選手のコメントはとても印象的でした。
応援してくれた人も批判してくれた人も
僕らにとっては大切な存在…
本田選手は名古屋グランパス時代からオランダリーグ、そして現在はロシアで活躍する選手であることは皆さんもご承知でしょう。
現状に満足することなく常に新しい目標を求める本田圭佑選手。彼の自己成長を促す自己評価の軸出しをこのコメントから伺い知ることができました。
ファシリテーションにとって「ふりかえり(自己評価)」は大切なプロセスです。
それは「今自分(自分たち)は(プロセス上の)どこにいるか?」といった位置を知る手がかりであり、「何の為に何をどう考えたか?」という思考を知る手がかりになります。要するに次のステップに向かうために与件と前提を整理することです。
本田圭祐選手のコメントに感心したことは、一方的、一面的、単眼的になりやすい自己評価の軸出しに「批判してくれた人」を含めている点であります。
他者からの批判を受容することで、自身の自己評価に対して客観的で、クリティカル(批評的)な視点を担保していると感じました。
本田選手のコメントから、ファシリテーター吉崎も様々なことにチャレンジし、批評や批判をたくさんいただける存在になることを目標にしていきたいと思います。
侍ジャパンの皆さん、岡田監督スタッフの皆様、サポーターの皆様おつかれさまでした。4年後を楽しみにしています。