- 2009年11月1日(日)
- ヨシザキのつぶやき
社会企業家とは、地域の課題をビジネスの視点から解決していく人
去る10/13、10/20の二日間、社団法人上越青年会議所主催の「上越社会起業家塾」に参加して参りました。
同団体の人財開発委員会は、「09年を上越地域での社会起業家育成元年にしよう!」というスローガンのもと、様々な活動を展開しております。
今回の取り組みは、その集大成であり、次年度へ向けたネットワークづくりきっかけとなるイベントです。
講師には、独自のプログラムを用いて全国に社会起業家を養成しているNPO法人ETICの伊藤淳司さん、新潟県内で学生と企業を結ぶインターシップ事業を展開するNPO法人ヒーローズファームの西田卓司さんと中村憲和さん、インターシップ受け入れ企業から株式会社総合フードサービスの長嶋信司さんら来越されました。
なによりも感心したのは長嶋信司さんの事例発表でした。ヒーローズファームと連携して受け入れた学生さんが、地域の農家と学校給食を結びつけ、様々な課題を克服しながら新潟市赤塚地区での地産地消給食を実現化したことでした。
また、その派生として農家の方が総合学習を支援したり、長嶋社長自身が地域に産直販売所を設けたり、その管理や運営の一部を引きこもりやニートを支援する団体と連携して進めようとしています。
これはまさしく、地域の課題をビジネスとコミュニティで解決しているすばらしい事例だと感心致しました。
その後は、ETIC伊藤さんの進行で、各自の中にある「地域の課題」をワークシートに書き出し、現状と課題、将来イメージ、解決策と導きだしの個人ワークを行いました。
最後には壁に張り出し、自分の気に入ったビジネスアイディアに賞賛メッセージを送るワークを行い終了いたしました。
ファシリテーター吉崎が抱く地域課題は、学びの機会(チャンス)の少なさです。これは質と量の両方に課題があります。特に中小企業は、人材育成に時間と資金を回す余裕がありません。しかし、業績の向上と雇用の確保は至上命題であります。
そういった皆さんに私のファシリテーションスキルがお役に立てないかと考えて起業いたしました。
今後とも自分は社会起業家という誇りをもち、積極的に展開してまいりたいと思います。
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