- 2010年8月28日(土)
- おすすめセミナー情報 | 効く一冊
「考える・まとめる・表現する~アメリカ式主張の技術~」の著者でニューヨーク在住の教育研究家、大庭コティさち子さん(以下さちさん/ご本人からお許しをいただいております)が10月に来日し、「アメリカ式主張の技術」に関するセミナーを開催されます。
さちさんの著書「考える・まとめる・表現する~アメリカ式主張の技術~」に記されていた何をどのように考えたかを見える化する「思考の図式化」にファシリテーター吉崎は衝撃を受けました。
- アメリカの教育法は1960年代以降、「何を教えるか」よりも「いかに教えるか」ということに教育者の関心が集まり、時間と工夫をかけるようになった。
- 「いかに教えるか」というアプローチは、学習者がどうありたいか、どうあるべきかという学習者中心(ラーナーセンタード)志向を育み、教師の役割が「教える人」から「支援する人(ファシリテーター)」に変化していった。
- 「聞いたり書いたり覚えたりすること」よりも「自分で考えること」の方が重要となったため、学習者に対しては「何をどのように考えたか」というプロセスの明確化と「自分は何をどのように理解しているのか」という表現能力が求められるようになった。
以上のような流れから、著書では「組み立てて考える技術」として11の「思考の図式化」手法が紹介されています。
また「まとめる・表現する技術」として主張の軸であるティーシス(論文中最も重要かつ独自の論題)とエッセイトライアングル(ティーシスを中心とした話の構造化)について、非常に丁寧に且つわかりやすく解説されております。
特に「組み立てて考える技術」で紹介された11の「思考の図式化」は、論理的で創造的な思考を手助けする、シンプルでパワフルなアイテムです。ファシリテーター吉崎は、さちさんからご紹介いただいたアイテムをすぐにワークショップや研修、ファシリテーションの現場で活用しました。(このサイトの検索で「サークルマップ」と入力頂くと、私がどのように活用しているかをご覧になることができます。)
今回開催されるさちさんのセミナーは、この話の構造化・エッセイトライアングルづくりのための基礎から応用までを3時間で学ぶことができる講座だと考えます。何よりも著者である大庭コティさち子さんから直にご教示いただくことは、計り知れない成果を参加者にもたらすと考えます。ファシリテーター吉崎はもちろん参加致します。おすすめのセミナーです。是非ご参加ください。当日お会いしましょう。
日時 | 10年10月8日(金曜日)
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会場 | 東京大学 情報学環 福武ホールB2F 福武ラーニングスタジオ (本郷キャンパス赤門隣) 地下鉄丸ノ内線/地下鉄大江戸線 「本郷三丁目駅」より徒歩5分 地下鉄南北線「東大前駅」より徒歩10分 地下鉄千代田線「湯島駅」/「根津駅」より徒歩8分 会場の地図はこちらから |
講師 | 大庭コティさち子(プロフィールはこちらから) |
定員 | 主催者からのアナウンスメントには記載されていません。前回の様子ですと20名くらいではないでしょうか。 |
参加費 | 基礎編 3,000円/ 応用編 5,000円/ セット受講の方7,000円(当日支払いもしくは事前振込) |
プログラム | 基礎編 「考える本」のエッセンスをわかりやすく解説。実際に考え方が切り替わって、話す順序が変わる体験ができます。 英語と日本語の構造の違いに由来する文章構築の違いは、考え方の順序にも大きな影響を与えます。基本編ではその違いを実感して頂き、「日本語的」な話の順序が生む誤解やまわりくどさを回避する方法を探ります。 グローバルな考え方を身につけるためにわざわざ海外に出向く必要はありません。日常生活の中でできる個人的なグローバリゼーションは、あなたの将来の飛躍のための大きなエネルギーとなるでしょう。 応用編(次のステップ講座2、アーギュメントの構築) |
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