- 2009年4月16日(木)
- ヨシザキのつぶやき
2年間かけて新潟県妙高市の「市民活動の仕組みづくり」に携わったことがあります。
初年度は、半年かけて「市民活動支援の為の指針」を作成。
市役所から委嘱されたメンバーがワークショップを重ね、市役所担当と恊働で作ったものです。
民間メンバーにとっては市民活動支援に対する「意識の共有化」に役立ちました。
2年目は、前年度委嘱されたメンバーが自主的に「支援の仕組みづくり」をプランニング。
この計画を作る上で参考にしたのは「Jリーグの成功事例」です。
私が提案したもので、2つの大きな流れがあります。
- 参加者を増やす→地域クラブ制→下部組織や普及活動等
- エキスパートを育てる→J1やJ2、地域リーグといった体制。フル代表やアンダー◯◯といった国際大会への積極的な参加等→スーパースターが生まれる
まちづくりにも上記の流れが使えないかと考えました。
「参加者を増やす」→まちづくりや地域づくりに関心がある人、関わったことがある人…のように「他人事」ではなく「自分事」として感じる、考える、行動できる人を増やすことです。
「エキスパートを育てる」→たくさんの人が関心をもち、関わり始めると必ず先頭を走る人が出てきます。マラソンの先頭集団のイメージです。
エキスパートが生まれることは、全体の底上げにもなるし、成功や失敗といった経験知を学ぶチャンスも生まれます。
このアイディアから生まれたのが、妙高市の「地域の元気づくり助成金事業」です。
民間の市民活動支援団体は3年で活動に終止符を打ちましたが、この助成金の仕組みは今年で4年目を迎えます。
完全なものではありませんが、民間と行政が恊働で創った市民活動を支援する小さな仕組みと言えます。
5月9日に、申請団体がプレゼンテーションをする平成21年度の公開審査会が行われます。
さて今年はどんなアイディアが飛び出すのか、乞うご期待!

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