- 2009年10月11日(日)
- ヨシザキのつぶやき
「音楽や芸能をもっと身近に感じて、親しんでほしい」という願いから始まった「One Coin Concert けやきの森の音楽館」。
10/8夜、大木理恵さん、奥田恭子さんという新進気鋭のハープ奏者による「ハープ&ハープコンサート」が妙高市文化ホールのホワイエにて開催されました。
お二人のMCにもありましたが、ハープ2台だけで行うコンサートはとてもめずらしいらしく、お二人とも初めての経験だそうです。
パンツルックを召されたお二人はとてもスリムで、あの大きなハープをどのように演奏されるのかと訝しがりたくなるほどの繊細さを感じました。
しかし一曲目の「歌の翼に(メンデルスゾーン/サルツェード編曲)」を聴いた時、ハープデュオ演奏が創りだす音の優雅さと、お二人の確かなテクニック、豊かな感性に一発で魅了されました。
クラシック音楽やオペラ、映画音楽などからの選曲では、いつも聴いている曲とハープ用にアレンジされた曲の違いを楽しむことができました。
そしてハープの為に作曲された作品では、私が持つハープという楽器の音色や演奏方法のイメージを覆されるような斬新で冒険的なアプローチを随所に感じることができました。
全体を通じた私の感想は、幸福と感嘆です。
大木理恵さん、奥田恭子さん、お二人の全身を使った渾身の演奏を間近で聴くことができたことは、非常に幸せでした。
そして、ハープという楽器に対して私が抱いていた固定観念がどこかに消え去りました。代わって、ハープとはドラマチックな演奏も可能な表現力豊かな楽器だと感じました。
あともう一つ興味深かったのは、「ハープの構造」です。皆さんは、ハープにペダルが7つも付いていることをご存知だったでしょうか?
解説では「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の7音に一つずつベダルが割り振られており、ベダルは担当する音を「半音上げる・ナチュラル・半音下げる」という具合に変化させるために付いているそうです。
やはり「生音を聞く」ということ、「アーティストから直接話を聞く」ということは何事にも代えられない経験だということをあらためて認識いたしました。
そんな切っ掛けを与えてくださった大木理恵さんと奥田恭子さんのお二人に感謝致したいと思います。今後のご活躍をご祈念致します。
プログラムは以下のとおりです
- 歌の翼に(メンデルスゾーン/サルツェード編曲
- アヴェ・マリア(シューベルト/トーマス編曲)
- 魔笛(モーツアルト/小林秀雄編曲)
- モルト・アレグロ〜交響曲第40番より〜(モーツアルト/井上久美子編曲)
- パルヴィ〜行列とダンス〜(アンドレ)
休憩(インターミッション)
- ラプソディー(グランジャニー) 奥田恭子さんソロ演奏
- ノクターン(グリンカ) 大木理恵さんソロ演奏
- コサック(マリア) 1台のハープをお二人で同時演奏
- 愛の讃歌(モノ/奥田恭子、新井薫編曲)
- サウンド・オブ・ミュージック(ロジャース/出口雅生編曲)
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- ババシン 2009年10月16日(金)
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