- 2009年3月20日(金)
- 効く一冊
新聞の書評に面白いことが載っていました。
高橋文夫著「雑誌よ、甦れ!」晶文社刊
雑誌の総販売額は11年連続の下落を続けているそうです。金額にして3割減。
著者はその原因を
1、デジタル情報津波
2、ゲゼル化
というふうに分析しているそうです。
私が面白いと思ったのは「ゲゼル化」という言葉。
「ゲゼル」とは、ゲゼルシャフトを略した言葉で利益体を意味するそうです。
対になる言葉はゲマインシャフトで、共同体とのこと。
いくらマーケティング手法を駆使して、ターゲットを絞り込み、それに合わせた紙面をつくったとしても、ゲゼル化に対応できなければ淘汰される…
いろんな業種業態に当てはまるような気がしました。
それだから共感が大事、繋がり続けることが大事だとあらためて感じます。
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